大師号下賜1100年記念法会

延喜21年(921)10月27日、お大師さまが醍醐天皇より
「弘法大師」の諡号(しごう)(贈り名)を賜り、本年で1100年目を迎えます。

諡号奉讚

「たかのやま (むす)(いおり)(そで)()ちて (こけ)(した)にぞ ()()けの(つき)

 お大師さまが奥之院に入定されて86年後の10月21日の夜、醍醐天皇の夢枕にぼろぼろの衣に、髪や髭が伸びた僧侶が現れ、このような歌を詠まれました。

 この僧侶は空海に違いないと気付かれた天皇は「弘法大師」の諡号(しごう)(贈り名)と桧皮(ひわだ)(いろ)御衣(ぎょい)下賜(かし)の勅命を下されます。

 今日、私たちが「弘法大師」「お大師さま」とお呼びできるのも、このことがあったからです。

 10月27日、勅使の平維(たいらのこれ)(すけ)(きょう)一行が高野山に(とう)(れい)し、厳かに宣命を読み上げられました。

 その後、東寺の住職、(かん)(げん)僧正(そうじょう)は下賜伝達のため、弟子の(しゅん)(にゅう)を伴い、高野山へ。

 入定後初めて御廟(ごびょう)の扉を押し開けたところ、そこには深い霧が立ちこめ、お大師さまの御姿を拝することが叶いませんでした。

 僧正は自らの不徳を嘆き、一心に祈られました。すると霧が晴れ、そこには天皇から聞かされていたとおりのお大師さまの御姿がありました。

 しかし、淳祐にはどうしてもその姿を拝することが叶いません。そこで僧正は淳祐の手を取り、お大師さまのお膝にそっと導かれます。その膝は温かく、淳祐の手には御香の良い香りが残りました。

 二人は準備しておいた剃刀(ていとう)でお大師さまの髪や髭を整えると、新しい御衣にお召し替えいただき、大師号下賜の報告を申し上げました。

 そしていよいよ観賢僧正と淳祐が御廟を退座し、御廟橋の(たもと)で後を振り返ると、そこにはお大師さまのお姿がありました。僧正は御礼を申し上げると、お大師さまは「(なんじ)一人を送るにあらず、ここへ訪ね来たるものは、誰一人漏らさず」と仰せられました。

 淳祐の手の香りは生涯消えず、持つ経典に同じ香りが移ったといわれております。

  

26御衣替


令和2年大師号下賜1100年記念法会 法会日程

  • 令和2年10月17日~10月27日
  • 10月17日(土)9:00~ 大師号下賜1100年記念開白法会
  •             場所:奥之院・燈籠堂
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  • 10月18日~26日の法会につきましては現在調整中です。
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  • 10月27日(火)9:00~ 諡号奉賛会(結願法会)
  •             場所:奥之院・燈籠堂

その他恒例法会

日時 法会名 場所
10月16日(金) 9:00~ 山王院月並門徒問講 伽藍・山王院
10月16日(金)12:30~ 明神社秋季大祭 伽藍・山王院
10月18日(日)10:00~ 嶽弁財天秋季大祭 嶽弁財天社
10月18日(日)11:00~    〃 大門
10月19日(月) 9:00~ 御影堂月並問講 伽藍・御影堂
10月21日(水) 9:00~ 奥之院月並御影供 奥之院・燈籠堂

法会期間中の御開帳・特別公開

金剛峯寺 持仏御本尊開帳

持仏間

 

 金剛峯寺持仏に安置される御本尊、弘法大師座像は天和元年(1680)、検校文啓の指示で制作、持仏に安置されました。今回の御開帳は開創1200年大法会以来、5年ぶりとなります。

 
  • 場所:金剛峯寺
  • 本尊:弘法大師座像
  • 期間:法会期間中(令和2年10月17日~10月27日)

大師号下賜1100年記念 御宝号念誦 御写経

 この度、祖師の御恩徳への報恩行として、「大師号下賜1100年記念 御宝号念誦 御写経」用紙を新たに製作させていただきました。

 祖師大師の胸に抱かれる同行二人の信仰の倍増、祖師の御恩徳を夢寐にも忘れない報恩の誠を捧げる最勝の浄行に御尽力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

詳細:「 大師号下賜1100年記念 御宝号念誦 御写経 」 製作のご案内・御奉納のお願い


弘法大師諡号1100年記念特別御朱印

 この度の法会を記念いたしまして、奥之院 御供所では下記期間中特別御朱印の授与を行っております。

 

受付期間は
  夏季(5~10月)  8:00~17:00
  冬季(11月~4月) 8:30~16:00 です。

 

※新型コロナウィルス感染症拡大予防に努めておりますが、お参りの際は十分な予防対策をした上でお気をつけてお越しください。

 

千住(せんじゅ)(ひろし)画伯 奉納金剛峯寺障屏画 一般公開

千住氏襖絵作業風景

 

 世界的に活躍する日本画家・千住博氏の襖絵《瀧図(たきず)》と《断崖図(だんがいず)》が金剛峯寺に奉納されます。 囲炉裏(いろり)()には、全長25メートルを越す《瀧図》、(ちゃ)()には全長16メートルを越す《断崖図》が奉納され、下記日程より一般公開されます。

 
  • 場  所:金剛峯寺 囲炉裏の間、茶の間
  • 公開日時:令和2年10月16日(金)12:00~
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高野山霊宝館大師号下賜1100年記念大宝蔵展

霊宝館外観

 

高野山霊宝館では、下記期間にて大師号下賜1100年記念大宝蔵展「高野山の名宝 皇室と高野山」を開催いたします。

今回の展覧会では、皇室にまつわる文化財を始め、真言宗が天皇・国家のために修法する仏様や経典などを中心に展示します。

 
期  間:令和2年10月3日(土)~12月6日(日)
※ 関西文化の日に協賛し11月16日(月)を無料拝観日とします。
開館時間:5月~10月 午前8時30分~午後5時30分
11月~4月 午前8時30分~午後5時
(※入館は各閉館時間の30分前まで)
詳  細:http://www.reihokan.or.jp/tenrankai/list_tokubetsu/2020_10.html
 


【お問い合わせ】
総本山金剛峯寺 総長公室
電話番号0736-56-2012(直通:平日8時30分~17時)
〒648-0294和歌山県伊都郡高野町高野山132